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Way of Headley Grange

文:祐坊南無

2009年

2009年9月、ギターとドラム以外のメンバーの入替が絶えない
Zepped Brainは4月にたった一度のライブを披露しただけで解散する。

Zepped Brainでメンバー探しに苦労した事から、祐坊南無は
新たなZep Tribute Bandの結成はあきらめていた。

年の瀬も押し迫った頃、あるバンドメンバー募集のWEBサイト
を見ていると、Zeppelinをやりたいというギタリスト、
ケッシーPageを発見する。
早々に連絡をとり、Zepped Brain時代のボーカリストF氏とともに
セッションをする。
このメンバーでバンド結成を計画、ベーシスト探しを始める。

2010年

年が明けてもなかなかベーシストが見つからなかったが、やっと2月に
ZiggyのコピーバンドなどをやっているベーシストM氏から連絡があり、
同年3月より晴れて4人のメンバーが揃い、バンド活動が開始される。
活動開始して間もなく、この年の5月に門司港みなと祭りへの出演が
Zepped Brain名義で決定し、メンバーの練習にも熱が入る。

しかし、野外ライブだった為、前日からの豪雨でイベントは中止。
メンバーのモチベーションも下がる事となる。
同年6月にはベーシストM氏が家庭の事情を理由に脱退してしまう。

なんとかバンドを維持したい祐坊南無はまたまたWEBサイトで
バンド経験のないベーシストをダメもとで誘ってみる。
耳コピはできないけどと言いながらもなんとか加入する事に。

同年7月下旬、バンド活動再開。
新ベーシストずんたを迎えての最初の練習は正直、ぼろぼろ、
これでやっていけるのかと不安になったが、2度目以降、ずんたも
慣れてきたのかなんとかバンドとしてかみ合ってくる。

新メンバーは迎えたもののボーカルとの時間調整が難航し、
9月になるまで全員が揃う事はなかった。楽器隊3人での練習が続く。

バンド維持の苦肉の策として第二のボーカルを探して入れる事をボーカリストに提案。
練習もライブも都合がいい方のボーカルが担当すると言うものだった。
さらに、新ボーカルが真剣に取り組む場合はメインは新ボーカルになりうる
事にも了承してもらう。

この年の12月、何気なくバンドメンバー募集サイトでLed Zeppelinを検索条件
に入れ、検索したことろ、最初にあらわれた女性のプロフィールに「シャウトしたい」
と書かれており、ダメもとでメッセージを送ると、一度練習を見せてほしいとの申し出が。

2011年

開けて1月、彼女を前に数曲を演奏後、Rock and Rollを歌ってもらう。
声が通るしなかなか良いとメンバーも彼女の加入に乗り気。

晴れて正式メンバーとしてトーコがバンドに加入する事となる。

彼女を加えて練習もコンスタントにこなしていたある日、練習スタジオで旧知の
RoverのギタリストM氏とばったり会う。彼の紹介でカラフルという、バンドサークル
に参加し、早々にバンドのデビューライブの日が決まる。同じ頃、過去に2度ほど
このバンドへの参加を依頼した事があるベーシストT氏からGate's7への出演の
お誘いもあり、とんとん拍子にライブの話しが決定する。2月の事だった。

さて、念願のライブが決まったのは良いが、まだ正式にバンド名が決まらない。
みんないろいろ考えてきたが、なかなかこれと言ったバンド名が浮かばない。
そんなおり、ケッシーPageがZepが初期にレコーディングに使っていたお屋敷の名前を
使ったらどうか?と提案。全員その場ではそのお屋敷の名前を思い出せなかったが、
帰宅後、Zep関連の本を調べHeadley Grangeと判明。他にも同名のバンドはいそうかなと
思ったが、なかなか良い響きだし、変にロックロックしてないところが気に入り、
メンバー全員の同意のもとバンドはHeadley Grangeと命名された。

トーコは練習を重ねるに従い、メキメキと頭角を現し、歌詞を理解し、表現力を
高めて行く。ケッシーPageのギターの切れも鋭さをまし、ずんたも完全にバンド
になじみライブに向けて一体感が増していった。

初ライブとなる大橋ZOEではZepのハードなナンバーを中心にプレイ。
トーコと祐坊南無がコスプレに挑戦。

しかし、ZeppelinのTributeを名乗る上では避けて通れないナンバーがある。
デビュー2本目で初の晴れ舞台となるGate's7に向けて、この重要なナンバーは
なんとかマスターしなくてはならなかった。
1ヶ月の期間、毎週3時間のバンド練習をし、その殆どをこの重要曲の練習にあてた。

これまでのベーシストはベースのプレイのみで満足し、なかなか鍵盤には触手を伸ばさな
かったが、ずんたはこの辺は柔軟で、早々に鍵盤を買い込み、これまで全然経験の
ない鍵盤に取り組み、1月あまりで何とか形にしてしまった。彼の努力が実を結び、バンドは
Zepの代表ナンバーでロックのスタンダードとなった「天国への階段/Stairway to Heaven」
をセットリストに加える事になる。

Gate's7では全員が緊張していた事もあり、大小いろいろミスをしたが、良い経験になった
といえるのではないだろうか?

会場に見に来てくれたトリビュートバンドの先輩格の方々からドラムについていろいろ
アドバイスを頂き、以後、演奏面に反映させるべく努力している。

このライブからずんたもコスプレに加わり、バンドのルックスも次第にロックバンド
らしくなってくる。

ライブ第3段の門司港みなと祭りではついにケッシーPageもコスプレに参戦。
このライブではGate's7での反省を踏まえ、なかなかタイトな演奏が出来たのでは
ないだろうか?
素晴らしい景観の中でのライブは気持ちの良いものだった。
前年雨で中止になったため、ケッシーPageと祐坊南無にとって1年越しで実現した
ライブとなった。

ライブ第4段となる春日ふれあいセンターでのライブは本格的なホールでのライブ。
プロの手による照明は派手で綺麗、プロになった気分が味わえた。
このライブではトーコとケッシーPageがウイッグを新調した。

結成より1年あまりの時を経てやっとライブ活動が本格化。
今後もコンスタントにライブを続け、Led Zeppelinの偉大さ、素晴らしさを多くの方、若い
世代に継承していきたいと願うとともに、私達もバンドとして成長していきたいと思っている。